サステナビリティ

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SDGs やカーボンニュートラルなど様々な社会的課題、特に環境、社会、経済の観点から課題解決への貢献が求められています。
日本粉末冶金工業会は事業者団体として、業界活動を通してこれらの課題に向き合い、持続可能な社会実現に貢献することを目標としています。

粉末冶金工業の環境自主行動計画

(2004年4月21日策定)
(2005年12月22日一部修正)
(2010年9月30日第2次改訂)
(2020年9月30日第3次改訂)

はじめに

日本粉末冶金工業会では、地球温暖化防止に貢献するため、環境委員会を設置し、関係会員への調査に基づき、同委員会で計画案をとりまとめ、2004年4月21日の常任理事会において「粉末冶金工業の環境自主行動計画」を策定いたしました。

粉末冶金製品製造業は、金属粉を原料とし、プレス成形した後焼結して製品を製造する産業で、ニアネットシェイプ、ネットシェイプ化に適した製造法であり、原材料の歩留まりも高く、部品の一体化、軽量化などにより需要業界の機器の小型化にも寄与し、トータルで省エネルギーに貢献する産業として、自動車をはじめとする各種産業に多くの部品を供給しています。

エネルギー消費の面では、電気炉を使用するため、焼結工程で多くのエネルギーを消費しますが、日々の改善を通じて、省エネルギーに努めています。

また、廃棄物の面では、もともと生産に対する廃棄物は少ない産業ではありますが、より一層の削減を目指した取り組みを行っています。

このような状況を踏まえ、地球温暖化問題に、業界としてより一層の努力を促すため、以下に掲げる基本方針のもと、環境自主行動計画を策定し、計画的、継続的に活動を行うことといたしました。

基本方針

日本粉末冶金工業会の会員企業は、以下の取り組みを効率的、継続的に進め、日本粉末冶金工業会は、会員各企業における取り組みを積極的に推進する。

  1. (1)地球温暖化の抑制
    事業活動の全段階において、エネルギー効率の向上に努め、省エネルギーによる二酸化炭素の排出削減に努める。
  2. (2)循環型経済社会の構築
    事業所廃棄物のリユース、リサイクルに積極的に取組み、最終処分量の削減に努める。
  3. (3)環境管理システムの構築
    環境対応推進体制整備を進め、環境管理システムを構築する。
  4. (4)海外事業展開における環境配慮
    海外進出等による事業活動においては、現地の状況も考慮しつつ、国内と同様の環境配慮を行う。

個別行動計画

地球温暖化対策
■目標

CO2排出原単位を、2030年度に2019年度比10%削減するよう努力する。廃棄物の最終処分原単位(生産重量ベース)を、2019年度原単位(2.5kg/製品t)を2030年まで維持する。

環境マネジメントシステムへの対応
■目標

会員企業は、組織的環境対応体制を整備し、ISO14000シリーズの認証取得を積極的に進める。

海外事業活動での環境保全対策
■目標

海外展開を行っている会員については、海外事業所においてもISO14000シリーズの認証取得を積極的に進める。

フォローアップ計画

毎年度、会員へアンケートを行い、進捗状況及び会員で実施されている各種対策を調査し、目標の達成状況及び省エネルギー活動、リサイクルの事例を当工業会ホームページ等で公表する(以下、2003年度以降の調査結果を掲載)。

環境ロゴマーク

環境ロゴマーク

日本粉末冶金工業会は、「粉末冶金工法」が環境に優しい金属加工であること、粉末冶金業界として環境自主行動計画に基づきCO2削減、廃棄物削減に継続的に取り組んでいることを内外に広く周知するための象徴として2018年2月に環境ロゴマークを制定しました。