複雑な形ができる
成形したあと、加工を必要とせず、完成品に仕上げることを、ネットシェイプ(Net shape)と呼び、完成品に近い状態に仕上げることを、ニアネットシェイプ(Near net shape)と呼びます。
粉末冶金はこのような作り方に一番適した工法であり、かなり複雑な形でも成形することが可能です。
二つ以上の部品を組み合わせて、焼結することにより、より複雑な部品を作ることが可能となります。
また、焼結品と他の工法で作った部品同士を組み合わせて、ひとつの部品を作ることも可能です。
これらの部品は自動車部品を始め、家電製品などあらゆる機器の複雑形状部品、多機能部品として使用されています。